【ベトナム限定メニュー】マクドナルドでバーガーフォー風味を食べてみた

世界のマクドナルドにはそれぞれご当地の限定メニューというものが存在します。

さて、ここベトナムにもマクド(関西人です)はありますよ〜。ベトナムのマクドナルドはというと、これと言ってイマイチ目立った商品はラインナップされていなかったんですが、ついに、強烈なのが出ました。

その名も、「フォー風味バーガー」

というわけでさっそく、レポートしたいと思います。

目次

フォー風味バーガーとはどんなバーガー?

(c) McDonald’s Vietnam

カテゴリーで言うとビッグマック系です。オーストラリア産の牛肉を使ったパティが二段あり、その間に卵焼きがドーンと挟んである感じです。バンズは食感を大切にして、マフィン系のものが使われています。

公式ホームページによると、ベトナムの伝統的な味と西洋の食文化の融合を目指した、的なことが語られています。

初めは、バンズの間にフォーの麺が挟んであるのかと思いましたが、いわゆる普通のバーガーでした。

で、何がフォー風味なのかと言うと、フォー風味のオリジナルソースと、スライスした玉ねぎと、パクチーなどの香草によってなされた味付けです。

そして、お値段が、単品で6万9000ドンという価格。日本円にするとだいたい315円ぐらいになります(2020年8月のレート)。だいたい地元で普段みんなが食べているフォーが一杯3万ドンぐらい、ちょっとランク上の店で一杯6万ドンですから、庶民の感覚からしたら激高ですね。バーガー1個でフォーが2杯食べられます。

実際に食べてみた

そんなわけで、日曜の午後2時半ぐらいに近所のMcDonaldハノイ2号店へと、バイクを走らせました。

コロナの影響もあってか、店はガラ空きで、カウンターにて「フォー風味バーガー」の、ポテトとマンゴーソーダのセットを注文。

で、出てきたのがこれ。

う~ん、見た目、ちょっと微妙ですね。。。。

で、味はと言うと、、、、、、

かぶりついた瞬間に、んんん?! 確かにフォーっぽい香りが漂ってきました。

肉の部分はいたって普通で、やはりこの特製ソースが味を決めている感じです。しかし、何と言っても極めつけは、パクチーなどの香草です。これが全部味を持っていっている気がしました。

おいしいか?  う~ん、ちょっと微妙な感じがします。物珍しさで食べる分には、いいんですが、たぶん、一回でもういいかな、というところです。。リピートすることはないと思います(笑)。

気になるのが、真ん中にドーンと存在感を出している卵焼きですが、正直言って、「これいる?」という感想です。無駄に全体の味と印象を薄めている感じで、僕はここが、個人的に一番マイナスポイントでした。

で、ベトナム人はこれを頼むか?

間違いなく、スルーします。これは大スベリ商品でしょう。話題性こそあれ、まず、値段を見た時点でだれも注文しません。

先ほども触れましたが、これ1個で、フォーが2杯食べられます。そもそも、フォー2杯分出してまで食べたい味か?というと、そこまでの魅力は全くありません。

ちなみに、僕はベトナム人の嫁さんと行きましたが、当然彼女はスルー。「一口だけ味見してごらん」といって差し出すも、思いっきり首を横に振り、かたくなに食べようとしませんでした。

おそらく、わたくしタイベオ先生のような新し物好きか、駐在員か、外国人観光客にしか注文されないんじゃないでしょうか。しかもこの時期、コロナの影響で、観光客がゼロの状況ですから、この時期の販売というのは、マーケティング戦略、大丈夫なの?という気がします。

公式HPによれば、9月2日の建国記念日に合わせて企画した、みたいなことが書かれていてそもそもが限定商品なんですが、まあ、この商品がこのあとレギュラーラインナップとして並ぶことはないでしょうね。

ベトナム人とマクドナルド

ベトナム人はあまりハンバーガーを注文しない

ベトナム、ホーチミンに1号店ができたのは、2013年。そこから遅れること4年、2017年にわが町ハノイにも1号店ができました。

それまでにも、ベトナムは韓国資本が強いので、ロッテリアは至るところに展開されていました。

しかし、ここへ来て僕が一番驚いたのは、そもそもベトナム人はハンバーガー自体をそんなに好まない、ということです。(これは僕の個人的な観察に基づく意見で、もちろん個人差はあると思います)

じゃあ、ハンバーガーが好きじゃなくて、マクドナルドに何食べに来るの?という話ですが、みなさん、一体何だと思われますか?じゃあ、これクイズです。ちょっと考えてみてください。

はい、答えは、「フライドチキン」です。

ベトナムでの主力商品

一番人気はフライドチキンのコンボ

ええ~~、じゃあ、KFCでいいやん!ってことになりますが、ロッテリアでもマクドナルドでも、家族連れの主力商品は「フライドチキン」です。

あと、ご飯メニューもあります。

基本、マクドナルドでハンバーガーかぶりついている人でも、必ず、チキンとのコンボセットです。それだけ、ベトナム人はチキン大好き国民です。ちなみに、わたくしの嫁さんは、ビッグマックフォー風味をガン無視して、チキンにうまそうにかぶりついていました(笑)。

フードデリバリー

もう一つの特徴は、混雑時は、フードデリバリーのバイクドライバーでごった返している、というところです。ベトナムでは、Grab などのバイクタクシー会社がフードデリバリーを請け負っていて、これが近年大人気です。マクドナルドに入ると必ず、ヘルメットをかぶって緑や赤のユニフォームを着た、ドライバーが数名待機しています。

暇な時間帯でしたが、右端にいるのがデリバリー

僕も一回、頼んだことがありますが、フライドポテトが冷たくなってしまっていて激まずでした(涙)

そんなマクドナルドも、ハノイで今4軒目かな?

だんだん、次世代の若者たちの文化に吸収されていくのでしょうか。

たまに無性に食べたくなる、ジャンクなこの味。時々お世話になっています。また、今後の新商品に注目です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次