こんにちは。ハノイのタイベオと申します。ベトナムのハノイに住んで9年になります。
この記事では、旅行や出張の時に役立つ、ハノイの空港から市街地までの送迎サービスについてご紹介します。
ベトナムは電車などの公共交通機関が未整備のため、ハノイ・ノイバイ空港から市内のホテルへ移動するには、タクシーを利用するのが一般的です。
しかし、日本語の通じない外国でタクシーに乗るのは非常に不安です。ベトナムでも、外国人観光客がタクシーでぼったくりの被害に遭っています。
そんな方におすすめな、空港から市内への安全なアクセス方法は空港送迎サービスの利用です。
ホテルのオプションサービスで空港送迎車がない場合、旅行ツアー会社が提供する「空港送迎車」のサービスが利用できます。
この記事では、実際の筆者の体験をもとに、日本人利用者からの評判が良い「KKday」の空港送迎サービスについて以下の点を紹介します。
- 空港送迎車がタクシーよりおすすめな理由
- KKdayとは?
- KKdayの料金や口コミ・評判
- KKdayを実際に利用した感想
- KKdayを利用する際の注意点
この記事を読むと、ハノイの空港から市内への安全なアクセス、お得な移動方法について知ることができます。
ハノイ旅行や出張の際、参考にしていただければ幸いです。
ハノイの空港送迎車がタクシーよりおすすめな理由
予約チャーターできる空港送迎車の方が、タクシーよりおすすめな理由は以下の通りです。
- タクシーはぼられることがある
- 送迎車の方が正規タクシーより安い
- 行き先が決まっているから安心
- 料金が決まっているから安心
- タクシーを捕まえるストレスから解放される
タクシーはボラれることがある
空港でタクシーを探していると、「タクシー!タクシー!」と声をかけられることがあります。その多くが、非正規の白タクで、料金は交渉になります。
ベトナムでの物価の相場がわからないと、足元を見られて言い値で交渉してしまい、とんでもない金額をぼられるケースもあります。ですから、ベトナムに慣れていない人は絶対に白タクの利用は避けましょう。
在住者の肌感覚では、ハノイよりホーチミンの方がそういった被害が多いような気がします。最近でもそのような被害が報道されています。
(参考:https://www.viet-jo.com/news/social/230316171244.html)
また、正規のタクシーであっても、メーターを回さない、営業許可の期限が切れている、遠回りをする、などの悪質なドライバーもいるので注意が必要です。
しかしベトナムは国策で観光産業にも力を入れているため、最近は取り締まりが厳しく、ひと昔前のような悪質ドライバーは減っています。
とはいえ、タクシー利用にはストレスがつきものです。
送迎車の方がタクシーより安い
ハノイのノイバイ空港から、市内中心部のホテルまでのタクシー料金は、350.000VND~500.000VND(2024年のレートで2000円〜3000円)ぐらいが相場です。
一方、ハノイの空港と市街地を結ぶ送迎チャーター車の相場は、1,300円〜8,000円と、サービスや車種により料金設定は異なりますが、タクシーより安く利用できるサービスもあります。
例えば、KKdayの空港送迎サービスは1,700円ぐらいで利用できます。
送迎車は行き先が決まっているから安心
送迎車を予約しておくなら、前もって行き先を登録してあるため、ベトナム語がわからなくても安心して目的地に届けてもらうことができます。
ベトナム語は発音が難しく、口頭で住所を伝えてもおよそ伝わりません。ホテルの住所が書いたメモを渡すのが一番確実ですが、それでも本当に行き先がちゃんと伝わっているのか、道中不安な気持ちになります。
しかし、送迎車の場合、運転手は行き先をわかった上でピックアップしてくれるので安心です。
送迎車は料金が決まっているから安心
タクシーの場合、通る道のチョイスによって多少料金が変動します。必ずしも最短距離を選択してくれるとは限らず、運転手によって目的地までのルートのチョイスは異なります。
それによって、500円ぐらいの誤差が生じることもあるため、私は個人的に気になってしまいます。
送迎車の場合は、前もって料金が決まっているため、どんなルートを通ろうが料金の変動を機にすることなくタクシーからの景色をリラックスして楽しめます。
また、支払いもすでにカードで済ませているため、両替の用意やお釣りがもらえないなどのストレスからも解放されます。
予約しているのでタクシーを捕まえるストレスから解放される
タクシーの場合、タクシー乗り場でタクシーを捕まえなければなりません。時間帯によっては、かなり待たなければならないこともあるかもしれません。
また、自分の乗りたいブランドのタクシーを捕まえるのが難しいこともあります。
しかし、送迎車を予約しておくと、ネームプレートを掲げて待ってくれているので、スムーズに乗車できます。
ハノイの空港送迎で日本人に評判のKKdayとは
「ハノイ 空港送迎」で検索すると、いろんな選択肢が上がってきます。
その中で日本人利用者に評判が良いが「KKday」というツアー会社の送迎サービスです。
料金も他の送迎サービスに比べて安く、エリアごとに料金が決まっているため、運転手の道の選択によって走行距離が変わっても影響を受けず、安心してホテルへ移動できます。
KKdayとは?
KKdayは、台湾発のオンライン旅行プラットフォームで、旅行者が世界中の観光地でユニークな現地体験やツアーを簡単に予約できるサービスを提供しています。2014年に設立され、現在はアジアを中心に世界各地で利用されています。現地体験予約サイトからは、ハノイ1日観光や、ハノイ発のハロン湾クルーズなどのオプショナルツアーも予約できます。
その現地オプショナルツアーの商品の一つとして、空港送迎チャーター車を提供しています。
サービスは日本語対応で、日本人の利用者からの評判も良いツアー会社です。
KKdayでは、現地の業者による複数のハノイ空港送迎サービスが提供されています。送迎サービス自体にそれほど大きな違いはありませんが、商品により料金が異なります。
KKdayの料金は?
Googleで「ハノイ 空港送迎 」と検索すると、さまざまなサービスページが表示されます。
それぞれのページで料金を見ると大体が、2,000円〜8,000円ぐらいで設定されています。料金が1台あたりではなく、1人あたりで設定されている商品もあって、1台チャーターすると乗った人数分の請求になり、家族で行くと5,000円ぐらいになります。
一方、KKdayの空港送迎車は、1台あたり1,500円〜1,700円で最もリーズナブルです。
空港からハノイ旧市街までのタクシー料金相場が2,000円くらいなので、それより安く利用できますね。
KKdayでは、アライバルビザ申請手続きや、手荷物の受け取りまでフライト到着後の手続き全てをやってくれるVIPサービス(送迎は含まれていない)をオプションで追加することもできます。
KKdayの口コミや評判
KKdayでハノイ空港送迎サービスを利用した人から、以下のような口コミが寄せられています。
フレンドリーなドライバーさん♪ ホテルからノイバイ空港送迎をお願いしました。 時間通りにホテルに来てくれました。 日本語を独学で学んでいる方で 安全運転で 優しい方でした!
KKday公式ホームページより
空港のA2出口を出たらすぐのところに私たちの名前が書いてあるボード?紙?のようなものを持って待ってくれていました。 荷物をトランクに乗せたりおろしたりしてくださり、運転も安全運転で快適でした。 今回良かったらホテルから空港までもこちらのサイトで頼もうと思って試しにお願いしてみましたが、帰りもお願いしようと思います。
KKday公式ホームページより
ノイバイ空港に夜到着してから、ハノイ ホアンキエム湖周辺のホテルまで、ものの30~40分ぐらいで到着できた。ドライバーさんが名前の書いたプレートを持っていたのでとてもスムーズに乗車できてよかった。
KKday公式ホームページより
運転手さんはとても親切で真面目な方でした。次回も利用したいです。日本語を勉強されていてハノイの情報を教えていただきました。
KKday公式ホームページより
このように、日本人から好意的なレビューが寄せられています。
KKdayで実際に空港送迎サービスを予約してみた
KKdayで空港送迎サービスを利用するには、オンラインで予約決済を行い、「バウチャー(予約確認書)」を取得します。当日、運転手にバウチャーとパスポートを確認のため見せて、乗車するだけです。
では、予約と決済の手順を説明します。
「購入/予約に進む」をクリックすると、「空港から市内」なのか「市内から空港」なのか選択するように促されます。
ハノイの空港からホテルへ行きたい場合は、「ノイバイ国際空港 発 – ハノイ市街地 着」を選択しましょう。
日本へ帰るときは、「ハノイ市街地 発 – ノイバイ国際空港 着」を選択します。エリアによって料金が変動します。ホテルの住所をしっかり確認しておきましょう。
上りか下りかの選択が済むと、「利用日・オプション選択」の画面に遷移するので、カレンダーから予約したい日付を選び、エリア、車種、台数を選択します。
「購入/予約者情報」を記入し、「到着便名」、「支払い方法」等の情報を記入します。
決済が完了すると、登録したメールアドレスにお支払い完了メールが届きます。
その後、チケット(バウチャー)が届きます。
バウチャーには、待ち合わせ場所、注意事項などが詳しく記載されていますので、必ずしっかり目を通しておいて下さい。
当日は、スマホからバウチャーと本人確認のためパスポートを運転手に見せればOKです。
KKdayを実際に体験した感想
私はハノイ在住で、日本へ一時帰国する機会があったので、今回KKdayの空港送迎サービスを実際に利用してみました。
初めての利用だったのでちょっと不安もありましたが、問題なく利用できましたので、レビューしたいと思います。
ハノイ市内から空港への送迎
皆さんの利用方法からすると前後しますが、私の場合まず、ハノイ市内の住んでいるアパートからノイバイ空港までの送迎車をチャーターしました。これは日本へ帰るとき、ホテルから空港へ向かう車をチャーターする際に参考にしていただける情報です。
KKdayでは、片道ずつの予約になりますので、「ハノイ市街地 発 – ノイバイ国際空港 着」を間違わないように選択し、必要な情報を入力し、決済するとバウチャーが送られてきました。
その後、KKdayのアプリをスマホにダウンロードしておきます。
早朝の出発だったので、本当にちゃんと来てくれるか不安でしたが、事前に車種の情報と確認の通知がメールとアプリから届きました。
当日、朝5時20分に、ドキドキしながら指定した場所に向かいましたが、いきなり車が現れないというトラブルが発生しました。ただ運転手とは連絡がついて、「もう到着している」とのことです。話を聞いてピンときたのですが、どうやらこの通りの住所は最近整備され直されていて、私が記入した住所が、Googleマップでは古い方に飛ばされて、別の地点で待っていたようです。
以前に友達に住所を送ったときに同じトラブルが生じたことがありました。
すぐに、正確な場所へ来てくれて事なきを得ましたが、もしベトナム語が喋れていなかったら、と思うとヒヤヒヤします。
ともかく無事に乗車でき、予定通りの時間にノイバイ空港に到着できました!
市内から空港へ行く場合は、待ち合わせ場所をホテルや目立つ建物など確実な住所にしておくことが必要です。旧市街は曜日や時間帯によって車両規制があって入れない場所もありますので、ピックアップの場所は十分気をつけて下さい。
ハノイ・ノイバイ空港から市内の送迎
次に、空港から市内への送迎です。
日本からハノイへ戻る前に、空港からハノイの自宅エリアへの送迎車を予約しておきました。
レビューではスタッフが「出口でネームプレートを持って立ってる」とあったので、自分の名前を探して出口付近をうろうろ探しましたがどうも見つかりません。
grabタクシーの場合、車種の情報や運転手からの連絡がありますが、それもかなかったため段々不安になり、アプリから音声でお問い合わせをしてみました。すると、日本人オペレータに繋がり、「確認書の中で、【10番の柱で待ち合わせ】とご連絡しましたが、そこにいませんか?」と言われ、うっかりその注意書きを見落としていたことに気づきました。
慌てて10番の柱へ行くと、たくさんのネームプレートが掲げられた竿が立っていて、その1番上に自分の名前を見つけることができ、ホッとひと安心です。
てっきり、スタッフが自分のネームプレートだけを掲げて、自分だけを待ってくれているのかと思っていましたが、ちょっとイメージと違いましたね。
10番柱付近には黄色の服を着たスタッフが2人がいて、KKdayだけではなくklookなど別の業者のお客さんもさばいており、自分の名前を告げるとバウチャーも確認せず、すぐに車を待機場所から呼んでくれて無事にピックアップしてくれました(笑)。
空港の通路は送迎車で大混雑しているため、そこが窓口になって手際良くピックアップを行ってるようですね。
口コミレビューを見ると、運転手が愛想よかった、などの評判が多いですが、私の場合ベトナム語を話しますし、妻もベトナム人なので、サービスは、、、まあローカル仕様で特に愛想が良いというわけでもなく、淡々と目的地まで運転してくれました。お客さんが日本人だけだと、もう少し愛想は良いのかもしれませんが、まあそこは私自身は特に気にしていません。
そんなわけで、ハノイの空港からハノイ市街地の自宅まで、無事に帰ることができました!料金も1,700円とタクシーやgrabより安く、非常に満足しています。
ちょっとヒヤヒヤする場面がありましたが、待ち合わせ場所を事前にしっかり読んで確認しておけばもっとスムーズにいったわけなので、これは自分の落ち度です。
バタバタしていて、ドライバーの写真を撮り忘れてしまいました。
KKdayを体験して感じた、利用時の注意点
KKdayは空港から市街地への送迎車を利用したい方に人気の交通手段です。他にも似たようなサービスがありますが値段以外はそれほどサービスに大差なく、迷ったらKKdayが一番リーズナブルでおすすめです。
これから利用される方への注意点として、
- バウチャーをよく読んで、待ち合わせ場所をしっかり確認しておく
- 到着時刻からどのくらい待ってくれるのかを確認しておく
- ハノイ市街地から空港への送迎は、待ち合わせ場所の住所をホテルの前など、確実に設定しておく
- 日本語は通じない
この4点を覚えておいて下さい。
ハノイ・ノイバイ空港は国際線と国内線でターミナルが異なるのでそこもよく注意して下さい。例えば、ダナンやホーチミンからハノイへ来る場合は、国内線になり、到着ターミナルは「1」です。日本からハノイへ来る場合は国際線ターミナル「2」です。
到着時刻から1時間(または2時間)しか待ってくれないため、アライバルビザの手続きなど、時間がかかりそうな場合は前もってその旨、連絡しておくと良いでしょう。
不安な方は、ビザの手続きや、荷物のピックアップなど全てお任せできるVIPファストトラックサービスをオプションで申し込まれると安心です。(注:送迎は含まれていません)
まとめ:ハノイ空港送迎サービスで迷ったらKKdayがおすすめ
ハノイの空港から市街地のホテルへ移動するには、送迎車を予約しておくと、安心で便利です。どれか迷われたなら、KKdayはタクシーよりも安くなるので、おすすめです。
前もって車をチャーターしておくと、行き先も決まっており、料金の支払いも済んでいますから、空港での両替やコミュニケーションの心配やストレスからも解放されます。
KKdayはハノイ以外の空港でももちろん利用できます。ホーチミン、ダナン、ベトナム国内を周る予定ならホテルへの送迎は全部予約しておきましょう。アジア各国を周遊されるなら、もちろんそこでも利用できます。
では、空港送迎車を予約して、ストレスのないハノイ旅行をお楽しみ下さい!
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